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答え合わせの大切さ


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さて、先のブログ(6月)で×になった問題が、〇の問題より大事だということは理解した(覚えた)と思います。×になった問題をしっかりとできるようにしていけば学力はアップします。「できなかった」を「できる!」にです。ただ、そこで問題は、できるようにしていく方法です。ここでは国語の「答え合わせ」のやり方に関して少し見ていきたいと思います。社会とくらべてみましょう。例えば「鎌倉幕府を開いたのはだれか。」という問題について、「あれぇ、だれだっけ。わすれちゃった。」というとき、「源頼朝」という解答を見て「あーっ、みなもとのよりともだ!」と確認し、解答欄に漢字で書いたとします。ここで解答を書くのは漢字で覚えることの練習にもなるし、書くことで覚えることにもつながり、次に出たときには正答できる可能性は増します。では、国語の場合はどうでしょう。漢字や文法事項などの知識的な問題以外の読解問題の場合です。たとえば「どういう気持ちか」とか「なぜ○○をしたのか」といった設問に、「とても悔しい気持ち」とか「自分の子を守るため」という正解に自分の答えが合っていなかったとします。この場合、解答欄に正解を赤ペンで書きますよね。これでこの問題は終了します。しかし、ここでよく考えてください。正解を書いて何かいいことがあるでしょうか。この答えを再び書くことはあるでしょうか。定期テストの読解問題ならまた出る可能性はありますが、実力テストや入試問題では問題の文章も設問もかわってしまい同じ答えを書くことは普通ありません。つまり、答えを書き写すのは無意味なのです。算数や数学、理科の計算問題で答えをただ書き写しているのが無意味なのと同じです。必要なのは解きなおしです。もう一度、問題文と設問を見て模範解答がなぜ正しい答えで自分の答えのどこがダメなのかを調べて、確認して、納得する作業が必要なのです。そうでないと正解へ向かう道筋が不明のままになっていて、1ミリも読解力はついていないのです。「なぜ間違えたのか、正解はどうしたらたどりつけるのか。」が納得できるように考えます。「あっ、そーか。そういうことか。なるほど!」とおなかの底からわかるところまで到達して、そこでようやく終わりになります。一回目を解くより時間がかかるかもしれません。答え合わせの方が解くことよりも重要なのです。納得するまで自分一人では困難な時もあるかもしれません。そんなときは先生に聞いてみましょう。みなさん一人一人で問題の状況が異なっているでしょうから、先生に聞きながら正しい解答方法を身につけていきましょう。それによってだんだんと読解力は上がっていきます。結果、国語のテストで安定した力を発揮していくことができます。ぜひ、チャレンジしてください!