三進修善寺校では9月に入ってから、中学生を中心に三者面談を行っています。面談の中では、高校入試、さらには大学入試も見据えた将来の人生設計がイメージできるように、効果的な勉強法や将来に向けて、今、何をすべきかなどのお話しをしています。
私が担当しているある中1生Aくんと面談をしたときのお話しをしたいと思います。Aくんは「将来の夢は特になく、漠然と大学には行くだろう。」といった中1生の時期としてはよくいる「将来は未定」の生徒でした。趣味や関心事など将来に繋がることを引き出そうといろいろ聞いてみましたが、なかなか引き出すことができませんでした。ただ、地域のトップ高校に進学できたとしても、その高校で成績上位にいないと国公立大学への進学は厳しい現状があることや中学生時代に頑張って、○○高校から○○大学へ進学していった先輩の話をしてみると、本人の気持ちの中で、何かが動き出したようでした。次の日曜日、定期テスト対策期間中のため、午前中から希望者は自習に来ていいことになっていましたが、Aくんは朝から自習に来ていました。その日は夕方まで黙々と頑張っていました。学校の定期テストが終わり、結果を聞いた時、本人の期待するほどの得点ではなかったようで、「頑張ってもやっぱりだめだ」と思っていやしないかと心配になりました。すると悔しそうに「つまらないミスが多かった。」とAくんの方から話しかけてくれました。私は「すぐに結果に繋がらなくても、きっと君の頑張りは神様が見ているからめげずに頑張ろうね。」と励ますと、Aくんは笑顔で大きくうなずきました。
人生において「転機」の訪れは、何がきっかけになるか分かりません。「転機」も訪れずに過ごしている人もいるのではないかと思います。このAくんが、これを「転機」にして大きく羽ばたいてくれたら、本当に嬉しく思います。
10月に入り、来年度の早期生徒募集が始まりました。生徒の皆さんが三進に通い始めることで、人生の「転機」を迎えられるように、教師一同、全力でサポートしていきます。関心のある方は、是非お問い合せ下さい。

修善寺校　塩川雅人