何かと何かの掛け算
12月6日(火)0時、多くの日本人が寝不足覚悟で画面に釘付けになっていたことでしょう。惜しくも日本は決勝トーナメント初戦でクロアチアに負けましたが、選手の活躍や勇姿にはたくさんの人が勇気をもらったと思います。
予選リーグ最終戦のスペイン戦において、VAR判定が世界中の話題となりました。VARとは、フィールドとは別の場所で複数のアングルの映像を見ながら主審をサポートする審判員のことです。その判定に使われている科学技術に注目してみます。
既に2018年のWカップでは「ホークアイ」という複数の光学カメラによる映像分析システムは導入されていましたが、時間がかかるのが難点でした。そこで本大会から導入されたのが、ICチップが内蔵されたコネクテッドボール(IoTサッカーボール)です。チップが20個以上内蔵されており、ボールの位置とプレイヤーがボールに触れた情報を1秒間に500回も発信し、リアルタイムでボールの位置を正確に検出できるようになっています。その結果、判定に必要な時間を70秒から約15〜25秒に短縮できました。この技術はサッカーやワールドカップだけでなく、他のスポーツや様々な形での発展の可能性を秘めています。皆さんの中にもスポーツに励む人は多いと思いますし、将来はスポーツ関係の仕事に就きたいという声もたくさん聞きます。そこに例えばスポーツとICTを融合(掛け算)という視点を持てば、新しい夢や目標が思い浮かぶかもしれませんね。今回、ワールドカップに感動して「サッカー選手になりたい!」と思った人はもちろんいると思いますが、技術の進歩という視点から「科学技術を学んでスポーツに関わっていきたい!」という夢を持つ人が現れてもいいなと思いました。
そして何よりこの試合、「1mmの差」と言われるギリギリのライン判定によって決勝弾が有効になりました。三笘薫選手が最後まで諦めずにボールを追った結果が日本の決勝進出を決めたと言っても過言ではありません。著名人のひろゆき氏が試合後、こんなことをコメントしていました。「努力した人が全員上手くいくわけではない。けど、上手くいった人は全員諦めなかった人。」
三進では今、中3の受験指導に熱がこもっています。12月4日(日)には中3生の親子を対象に「入試情報セミナー」を実施し、正しい受験情報の提供と、最後まであきらめないことを説きました。勇気と頑張りが試される時期ですが、その力はこれまで頑張ってきた姿勢から生まれます。しっかり準備を重ねてきた三進生は皆、第一志望校合格を勝ち取る権利があると思います。彼らを全力で応援していきます。
鈴木竜也
予選リーグ最終戦のスペイン戦において、VAR判定が世界中の話題となりました。VARとは、フィールドとは別の場所で複数のアングルの映像を見ながら主審をサポートする審判員のことです。その判定に使われている科学技術に注目してみます。
既に2018年のWカップでは「ホークアイ」という複数の光学カメラによる映像分析システムは導入されていましたが、時間がかかるのが難点でした。そこで本大会から導入されたのが、ICチップが内蔵されたコネクテッドボール(IoTサッカーボール)です。チップが20個以上内蔵されており、ボールの位置とプレイヤーがボールに触れた情報を1秒間に500回も発信し、リアルタイムでボールの位置を正確に検出できるようになっています。その結果、判定に必要な時間を70秒から約15〜25秒に短縮できました。この技術はサッカーやワールドカップだけでなく、他のスポーツや様々な形での発展の可能性を秘めています。皆さんの中にもスポーツに励む人は多いと思いますし、将来はスポーツ関係の仕事に就きたいという声もたくさん聞きます。そこに例えばスポーツとICTを融合(掛け算)という視点を持てば、新しい夢や目標が思い浮かぶかもしれませんね。今回、ワールドカップに感動して「サッカー選手になりたい!」と思った人はもちろんいると思いますが、技術の進歩という視点から「科学技術を学んでスポーツに関わっていきたい!」という夢を持つ人が現れてもいいなと思いました。
そして何よりこの試合、「1mmの差」と言われるギリギリのライン判定によって決勝弾が有効になりました。三笘薫選手が最後まで諦めずにボールを追った結果が日本の決勝進出を決めたと言っても過言ではありません。著名人のひろゆき氏が試合後、こんなことをコメントしていました。「努力した人が全員上手くいくわけではない。けど、上手くいった人は全員諦めなかった人。」
三進では今、中3の受験指導に熱がこもっています。12月4日(日)には中3生の親子を対象に「入試情報セミナー」を実施し、正しい受験情報の提供と、最後まであきらめないことを説きました。勇気と頑張りが試される時期ですが、その力はこれまで頑張ってきた姿勢から生まれます。しっかり準備を重ねてきた三進生は皆、第一志望校合格を勝ち取る権利があると思います。彼らを全力で応援していきます。
鈴木竜也