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この夏、


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“どうせ無理”という気持ちと戦いましょう!

7月20日は何の日かご存知ですか?今からちょうど50年前の7月20日、人類が史上初の月面着陸を果たした日です。着陸したのはアメリカの宇宙船アポロ11号!その様子はテレビ中継され、世界中の人々が着陸の瞬間を見て感動しました。日本でも多くの人がテレビに釘付けになりましたが、その中の一人に植松努さんという人物がいました。現在は北海道で町工場の社長をやりながら北海道大学と共同でロケット開発をしている人物です。世界に3つしかない「無重力を作り出す装置」もその町工場で開発されました。
そんな植松さんは、実は子どものころ勉強が得意ではなかったそうです。ただ、ロケットや宇宙への憧れは誰にも負けない自信があったそうです。しかし植松さんへの周囲の目は厳しく「夢みたいなことを言っているんじゃない。そもそも宇宙なんてものは、よほど頭が良くないと無理だ。すごくお金もかかるんだぞ。だから別世界の話だ。お前なんかができるわけがない。」と、当時の学校の先生から言われたそうです。その時、植松さんはとても悲しくなり、「夢ってなんだろう。できるかできないかは誰が決めるんだろう。できそうなことしか夢にしちゃいけないの?やってもないうちから、やったことのない人が決めるのは変じゃないか。」と疑問を持ちました。そして「今できないことを追いかけるのが夢なんじゃないか。」と思うようになったのです。 逆に、夢を否定する大人はある恐ろしい言葉をよく口にしていることに気付きました。その言葉は、“どうせ無理”です。この言葉は人間の自信と可能性を奪う最悪の言葉であり、しかしとても簡単な言葉だと言います。なぜなら、それを唱えるだけで何もしなくて済んでしまうから、とてもラクちんになれる恐ろしい言葉であると。
「どうせ無理と思う人は、自信をなくし努力をしなくなり、何も生み出せなくなります。何も生み出せなければ、奪うしかありません。暴力で奪うこともできます。他にも、嘘をついたり弱いふりをしてだましたりして奪うこともできます。でもみんなが奪ったら社会は成り立たない。だからこの世の中から、どうせ無理と思う人をなくしたい。そしたら戦争やイジメもなくなるんじゃないか。」と、植松さんはスピーチで語っています。そしてそのスピーチの最後のほうで学問や教育についてこんなことを言っています。「学問というのは『社会の問題を解決するために人類が生み出したもの』なんです。では教育とはなんでしょう?失敗の避け方とか、責任の避け方とか、要領いい生き方を教えるためのハウツーでしょうか?全然違います。教育とは『死に至らない失敗を安全に経験させるためのもの』です。失敗をマイナスだと捉える大人がたくさんいたからおかしくなってしまったんです。」 この言葉を聞いた時、教育に携わる者として、いや、一人の大人として身の引き締まる思いに駆られたのと同時に、目の前の子どもたちに向けて「挑戦しよう!チャンレンジしよう!」と、こみ上げる熱い思いを改めて伝えたくなりました。三進の夏が始まります。生徒一人ひとりが“今できないこと”と、しっかりと向かい合う夏になるようサポートしていきます。特に中3夏期特訓や小4~中2の夏セミナーは、復習も予習も盛りだくさんです!未来の成長のために、今「どうせ無理」と思わず、いざ挑戦していきましょう!

香貫校 鈴木竜也