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パリオリンピックの開会式では・・・


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 もうすぐ2024フランス、パリオリンピックがスタートします。鮮やかな演出の開会式が期待されますが、過去にはどんなものがあったのか振り返ってみましょう。2012年のイギリス、ロンドンオリンピックでは、007のジェームズボンドと当時のエリザベス女王に扮したモデルが、スタジアム上空のヘリからパラシュートで飛び降りてきました。イギリスならではのサプライズ演出でした。ダンスと舞台装置で表現する芸術プログラムでは、産業革命や世界大戦そして、現在までに至るイギリスの物語が描かれました。産業革命下、いかなる環境であっても働く労働者たちのストーリーを描くことは多様性の視点から画期的だったと思います。近年では、オリンピック聖火の最終ランナーにも注目が集まります。2000年のシドニーオリンピックでは、アボリジニを代表して、陸上選手のキャシー・フリーマン、2021年の東京では、多文化主義の視点から、女子テニスの大坂なおみが選手が選ばれました。スポーツの祭典としてのオリンピックでもありますが、ダイバーシティ、多文化主義、エンパワーメント(力をつけ権利を獲得すること)を発揚(はつよう)する機会の場でもあります。さて、今回のフランス、パリ大会では、どんなサプライズ演出が待っていることでしょう。舞台がパリ市内を流れるセーヌ川、スタジアムではないというところから、これまでのものとは比較にならないことが予想されます。開会式は、開催国の歴史を映す鏡です。フランスがどんな歴史や文化を持った国であるのか注目してみましょう。

パリ市内を流れるセーヌ川