二月も半(なか)ばを過ぎました。静岡県内では私立高校の合格発表が終わり、これから公立高校の受験を控え、受験勉強も追い込みといったところでしょうか。大学受験においても、私立入試は今がピークですね。

受験をはじめとして、試験というのは誰しも緊張するもの。どれだけ努力を重ねても、不安を100％拭(ぬぐ)いさることは誰にもできないでしょう。しかし、それでも不安をやわらげることは可能です。手段は一つ、｢努力する｣ことです。単純ですが、それ以外の手段はありません。あくまで個人的な見解かもしれませんが、私は生徒にこんな話をすることがあります。

｢同じ試験に対し、生徒Ａは『これでどうにかなるだろう』生徒Ｂは『これ以上はどうにもできない』と言っている。さあ、どちらの方が成功しそうかな？細かい状況にもよるが、私は生徒Ｂの方が良い状況だと考える。一見ネガティブな発言に聞こえるが、実は自分にとってその時点でやれることを最大限にやり尽くした上での心理だからだ。そこまで努力を重ねた人間は、もちろん当日緊張はするが、研(と)ぎ澄まされた状態で本番に臨むことができるものだよ。｣

これから公立高校の倍率が発表されます。人によっては、その倍率次第で必要以上に安心したり逆に不安になったりするかもしれません。しかし、いずれの状況であったとしても、できることは｢努力する｣以外にはないのです。
「あわてず　あせらず　あきらめず」
不安を努力で塗りつぶした先に、見えるものがあります。受験生の皆さん、最高の結果を目指して、最後の一瞬まで全力を尽くしましょう！

函南校　太田泰弘