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いまから ここから


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新年度になりました。入学・進級といった生活の中での大きな節目となる時期です。私はこのような節目は大きなチャンスでもあると思います。そこで、今回は授業の中で伝えていることを紹介します。
私の家には、相田みつを先生の日めくりカレンダーがあります。その一日目の言葉になっているのが『いまから ここから』です。(ちなみに31日目は「おかげさま」)新たなことにチャレンジしようとか、自分の今までの生活を改めようとするとき、まさに「思い立ったが吉日」なのです。先延ばしにせず、今からここから始めようという意味でとらえています。しかも4月は大きな節目。自分を変えていくには絶好のチャンスです。
もう一つあります。おもに中学生ですが、志望校など、目標を立てる際は高く設定するように話をしています。やるべきことをしっかりとやり、努力を怠らなければ、すべての生徒たちに目標を達成する可能性はあるのです。
大事なことは「自分の限界を勝手に決めてはいけない」ということです。

蚤(のみ)のジャンプの話
もともと体長の数十倍跳ぶことができる能力を持つが、容器の中で飼育された蚤はその外へ出しても容器の高さしか跳ぶことができなかったというもの
サーカスの象の話
柵(さく)の中にずっと入れられていた小象が大きく成長し、簡単に越えられるはずなのに、その柵から出なかったというもの
この二つの話に代表されるように、勝手な思い込みにより、本来の実力を発揮できないこともあるのです。

さあ新年度、もちろん過去の反省は踏まえますが、過去のしがらみは引きずらずに、心機一転、新たなスタートを切れるよう生徒たちを応援していきたいと思います。