中学2年生の授業後のお話になります。中学2年生の数学では、毎年入試にも出題される「図形の証明」を学習しています。挨拶をして授業を終えるなり、ある生徒が「僕はこのように考えたのですが、これでも良いですか。」と質問に来てくれました。ホワイトボードに書いた図形を前にその生徒が私に、証明の流れを説明してくれました。
　そのやり取りを見ていた他の生徒達も輪に加わり、「僕もそう考えた！」や「へぇ、そうか。すごいな。」と盛り上がってきました。「じゃあ、これは？」、「それだと、そこから進まないよね。」、「そうかー」、「だけど、証明が長くなるけどこうすれば出来るんじゃないかな。」、「おー」と楽しそうに数学で盛り上がっている子供たちを見ていて、とても嬉しくなりました。
　以前、入塾説明会に参加された保護者の方から、「三進に通われている生徒さん達が学校で勉強を教え合っている様子を見て、うちの子が衝撃を受けたそうなんです。」というお話を伺いました。きっと、その時もこのような光景だったのだろうなと思います。集団塾の最も良いところ、それは、「仲間と一緒に頑張れる」という点だと思います。周りのライバル達から様々な刺激を受けることで更なる高みを目指すことができます。皆で頑張るから、１人で頑張る時よりも自分の中での基準が自ずと上げられるのではないでしょうか。
　皆で頑張る!難問を解くのはゲームをクリアするのと同じかもしれません。1人でゲームをするよりグループでの方が盛り上がるし自分が知らないことを前のめりになって自分のものにしようとする。得点が高い友達がいるから自分も負けたくないと思って頑張れる。勉強は本来、楽しいもの！三進生はそれを知っています。