中３の夏期特訓が本格的にスタートしました。生徒たちにとって人生を賭けた夏と言っても過言ではありません。じっくりと総復習ができる最後のチャンスです。授業に真剣に取り組むことはもちろんですが、夏の取り組みで何より大事なのは、授業以外での時間の使い方です。毎日４時間の授業内容を濃い密度で行っていますので、授業内のみでそれらを全て吸収することは簡単なことではありません。したがって授業後のフィードバックが必須となります。場合によってはしっかりと内容を理解し、定着させるまでに授業時間よりも長い時間を要することもあることでしょう。私たち教師も限られた時間の中で最大限効果的な授業を展開することを心がけていますが、完全に全ての内容を網羅できるわけではありません。だから生徒たちには「絶対に授業のみに頼る夏にはしないこと」という話をしています。
　授業を終えて、自習室を使う生徒が一人、また一人と増えていっています。ともなって質問に来る生徒も増えてきました。何としても覚えよう、理解しよう、という気持ちが見て取れ、嬉しく感じています。
　この夏を機会に、迷っていた志望校を上のランクに設定し、頑張り始めた生徒も出てきています。それぞれが思い思いの中でこの夏期特訓に身を投じています。そんな彼らの覚悟を胸に、できる限り彼らに寄り添い、やり切ったと思える夏にできるよう力添えしていきたいと思います。きっと夏期特訓を終えたときには一回りも二回りも大きく成長してくれていることでしょう。