先日、ある女子生徒が「先生！自習室って空いてますか！？」
と息を切らしながら聞きにきました。その生徒は今、富士東高に通っている女の子です。高校生は勉強に部活、今は学校祭の準備にも追われる中、ジャージのまま走ってきて、うまく時間を使い、学校が早く終わるときはどんどん自習室を活用して勉強しています。
忙しそうではありますが、私が学校の様子を聞くと決まって
「学校めっちゃ楽しいです！」と答えてくれます。充実した毎日を送ってくれているようで、こちらも思わず頬がゆるみます。

また、富士高校に通っている三進卒業生のお子さんの様子を、下のお子さんの送迎の時に保護者に伺ったところ、「上の子は今塾に通わせてもらっていますが、塾無しでは到底勉強が追いつかないって本人も言ってます。」とのことでした。中学時代はいつも学年５番以内に入るほどの優秀な生徒だったので、それでもか、と改めて高校の勉強のスピードの速さを感じました。高校生の現状について話を聞く機会はしばしばありますが、部活と勉強の両立について、勉強の進度や大学の進路の話。想像以上にシビアな世界なのは間違いありません。でもそれ以上にその頑張りの先に待っている将来を考えると、だからこそ、こちらも面談などで熱く語らなくてはと気合が入ります。

高校受験というものが控えている中３生諸君、本当に一生懸命に頑張っていると感じます。積極的に質問に来たり、一日中校舎で自習をしていたり…。そんな必死な姿を毎日のように見ています。こうやって頑張っている君たちだからこそ、今後やってくる厳しい環境に負けずに成功をしていって欲しいと思います。高校受験だけではなく、さらにその先を見据えて邁進していって欲しいものです。

また卒業してからも、ふとした時に思いだして、校舎に来てくれて「先生！俺頑張ってるよ！」
「私一生懸命やってます！」
なんて言葉が聞けたら最高です。生徒たち一人ひとりが校舎で顔を合わせて、勉強の中で苦楽を共にしてきた仲間であり、同志です。もう卒業をしていった生徒たちも、これから卒業をしていく生徒たちも、もちろん今校舎で頑張っている生徒たちも、彼らの幸せを願ってやみません。