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子どもの感性


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こんにちは。一気に寒くなってきましたね。乾燥するようになり、新型コロナに加え、インフルエンザも流行してきています。体調には十分お気をつけください。

さて、表題にあります通り、今回は子どもたちの感性って豊かだなという話をしたいと思います。わが子を考えてもそうですが、大人がなかなか持たない視点で物事を話してくるときはっとさせられることがあります。大人になるにつれて、効率をもとめ、目的のために感性が直線的になりがちになっている自分に気づかされます。たまにはふとした時にゆっくり、流れに身を任せ、自由な発想を巡らせてみるというのも大事かもしれませんね。

先日小5の国語の授業の中で、詩についての授業を行いました。一通り授業を行った後、
「じゃあみんなも詩を作ってみようか!そんなに難しく考えなくてもいいよ。思ったことを素直に表現してごらん。習った表現技法など意識して入れてみると良いかもしれないね。」
と、実際に詩を作ることを宿題に出してみました。するとその次の週、みんな思い思いの詩を作ってきてくれました。その一部を紹介しますね。

つり

広い 広い 青い海
この海の中には
なんの魚がいるのかな

つり糸をたらしてじっと待つ
待っても待っても
ピクリとも動かない

どきどきしながらじっと待つ
気長に待つのがつりなのさ

チョンチョン ブルブル
しんどうが手に伝わる
その瞬間力いっぱいつり上げる

きらきらひかる
いわしが5匹
ピチピチピチピチ
あばれんぼう

次は大物つるぞ

好きな音

どきっとした
きれいなおと
星がたくさんの空みたい
指がはやくて楽しそうにひいている
ピアノがよろこんでいるみたいだった
私が好きなピアニスト

子どもたちがどんな視点を持ってそれぞれの事象を見ているかが分かって、とても面白かったです。来年はどんな作品に会えるか今から楽しみです!単なる知識の詰め合わせだけではなく、感性を磨いていくことができる国語の授業を今後も提供していきたいと思っています。
富士吉原校 江端紘誠