先日、中3の国語の問題に、「おもむろに」の意味を問う問題がありました。本来は、「動作が静かでゆっくりとしている様子」という意味ですが、一般に「いきなり・唐突に」といった意味で誤用されることが多いようです。
誤用されがちな日本語の例に、

「爆笑する」　誤：大笑いをする。／正：大勢の人が一度に笑う。
「雨模様」　　誤：雨が降っている天候。／正：雨が今にも降りそうな天候。

など、調べてみると、かなりあります。私自身、日常生活で、知らない言葉を聞いた時、すぐに検索して調べてみます。本来の正しい意味が分かると、少し賢くなったような気がします。学習でも同様に、分からなかったこと、忘れていたことなどに出会ったら、すぐ理解できるように行動を起こすことが重要です。私自身も文章を書いているとき、漢字が思い出せなかったとき、すぐに調べて書くようにしていますが、そうするとたいていその漢字は書けるようになっています。「すぐやる」という癖を身につければ、行動力のある人となって、周囲からも高評価が得られるのではないでしょうか。何かとすべきことを後回しにして、失敗したことのある人は多いと思います。
富士宮校でも、学力トレーニングの演習中に、分からないことがあると、すぐに質問をしてくれる生徒をよく見かけます。そんな生徒たちは、きっと将来、伸びる素質をもった人になってくれると思います。