私は無類のテレビっ子で、帰宅するとすぐにテレビをつけて、放送予定の番組をチェックするのが日課になっています。特にドキュメンタリー番組が好きで、気になる番組は録画予約をして週末にまとめて観ることがよくあります。最近の楽しみは、NHKの「新・プロジェクトX（挑戦者たち）」です。過去に放送されていた番組が待望の復活を果たしました。以前に放送されていたときもよく見ていました。番組が新シリーズを始めるにあたって、旧作のアンコール放送もしてくれています。当時も観たことがあった「黒四ダム」「家庭用ビデオVHS」などの名作をまた視聴できて大変うれしく思います。いくつかのエピソードに共通しているのは、絶体絶命の困難が訪れたとき、技術者たちの執念と仲間たちの絆の強さを描いているものが多く、最終的にプロジェクトは成功すると結末が分かっていても、ハラハラしながら観てしまいます。いつも「努力は必ず報われる」「継続は力なり」ということを実証していると強く感じます。しかし、口で言うのは簡単ですが、当事者たちにとっては番組だけでは伝わり切れない想像を絶する苦悩があったと思います。ただ、言えることは、どんなにつらくても諦めなかったことが成功への最大の要因であったことは間違いないと思います。塾生たちにも常に「挑戦者」となるように語り続けていきたいと思っています。