とある日帰り旅行の話

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このお話は、とある中学生がした日帰り旅行の話です。最初は、ただ「行きたいね。」くらいの話だったと思いますが、話が膨らみに膨らんで実行するまで話が進みました。当然お家の方は心配でしたが、あるものを見せられて納得したそうです。それは、日帰り旅行の計画が記された「旅のしおり」でした。そのしおりには、何時に集合し、何時の電車・バスに乗るのか、どこに寄るのかなどのタイムスケジュールだけではなく、電車に乗るときの注意事項、時間厳守なのか少しずれても大丈夫なのか、もし予定が狂った場合はどうするのかなどが詳細過ぎるほど記入されていました。
旅行の是非に関しては、様々な考え方があると思います。ただ、一つだけ確実に言えることは、その計画を練っているとき、しおりをつくっているときの少年たちの脳は、おそらく想像を絶するくらい活発にはたらいていたということです。
せっかくの夏休みです。旅行に限らず楽しい思い出をたくさん残すために、様々なことを調べ、想像し、貴重な経験を積んで欲しいと切に願います。