三島進学ゼミナールでは、小学生の算数国語コースの一環として「閃きの力」という論理的思考力、空間把握能力を育成するためのカリキュラムがあります。山下善徳先生が考案した「パズル道場」のコンテンツを使用し、楽しみながら算数的・数学的センスを鍛えています。生徒は授業だけではなく家庭でもスマートフォンやタブレットで出来る「パズル道場」のプログラムに取り組むことができます。その中に「パズルオリンピック」というメニューがあり、毎月獲得した得点で全国のランキングが発表されます。
富士高前校の小学校5年生Rくんは、当初このコースは得意ではありませんでした。「閃きの力」の授業が終わった後のRくんは、どこか悔しそうな表情を浮かべているときもありました。しかし、その後Rくんは、メキメキと力をつけクラスを引っ張る存在になりました。その驚くべき進歩に「お家でも頑張ってるの？」と聞くと、Rくんは誇らしげに1日5分～10分、必ずお母さんの携帯電話を借りて練習していることを話してくれました。こちらが案内したメニューにも積極的に取り組み、その難しさや面白さを他の生徒に教えてくれました。
そして8月、6月の全国ランキングが発表されると、なんと一番上にRくんの名前があったのです。教室の雰囲気がパッと明るくなり、生徒の驚きと称賛の歓声が上がりました。その日から授業の雰囲気が一気に引き締まり、今まで以上に「自分もやらなきゃ！」という良い緊張感に包まれました。1日5分の習慣で見事な結果に繋げたRくんの努力は、他の生徒にも良い影響を与える素晴らしいものでした。まさに「継続は力なり」！Rくんは今日も学校から帰ったら、お母さんの携帯電話で努力を続けているんだな…と想像するだけで私たち教師も元気になります。
富士高前校　堀水俊介