勉強は楽しむことができるでしょうか？
もうすでに「楽しい」と感じている人は、なぜそう感じられるのでしょう？
よく言われていることは、「楽しくなる」まで勉強するということです。しかし、ただがむしゃらに勉強を続けるにも限界があります。そこで必要になるのが「先の見通し」です。例えば、富士高前校に通う生徒の今後のスケジュールは、11月に小学生の模試、各中学校の定期テスト、加えて中3生は静岡県学力調査があります。中1・中2生は、12月に模試、1月に静岡県学力調査があります。このように、実施されるテストだけを並べてしまうと気が滅入ってしまいますが、そのテストに向けてどのくらいの準備期間が必要で、どこで休めて、どこで遊べるかまで考えておくと、「ここまで頑張れば○○だ」など、テストが終わった後を楽しみに頑張れます。それが自らやる気を出す第一歩です。もし、自分自身の目標が定まらず、なんとなく日々を過ごしてしまっている人がいたら、是非数ヶ月先の楽しみに向けて想いをめぐらせてみること、そこまでにやるべきことを1つずつ実行することから始めてみましょう。
「勉強する」というと、どうしてもやらなければいけないことが思い浮かびがちで始める前から気持ちが上がらないことがありますが、自分のやる気を引き出すには、終わった後の楽しみや息抜きをする期間まで考えてみると自然とやる気が湧いてきます。そして実行を続けていくうちに、「楽しい」と感じている自分に気づくのです。それが、勉強が楽しくなった瞬間であると言えます。
生徒一人ひとりが、やるべきことにやる気を持って取り組み、それぞれの「楽しみ」を今まで以上に楽しめるよう、教師一同、これからも応援し続けます。

富士高前校　堀水俊介