2017年4月21日

今がチャンスだ。明け方に飛び立とう。〜

 表題の言葉は、1927年に「大西洋・単独無着陸飛行」を世界で初めて成し遂げたチャールズ・リンドバーグが、飛び立つ決意をした際に発した言葉です。

 当時は飛行機の墜落(ついらく)事故が日常茶飯事だったそうです(怖い!)。そんな時代にアメリカからフランスまで無着陸で飛ぼうなんて考えるのは無謀(むぼう)ともいえる挑戦ですね。 私は、決断と行動することの大切さを生徒に伝えたいときに、このリンドバーグの話をします。

 このチャレンジでは出発の際、他の挑戦者もおり、出発するタイミングは各々に任されていたそうです。皆、無線とラジオに耳を傾けながら、好天候の予報が確定するまで飛び立つのを待っていました。「まだまだ安心できない」「何があるか分からない」そういったことは誰しもが思ったはずです。

 しかし、リンドバーグは「ヨーロッパの全航程にわたる完全無欠な好天候の確報(絶対晴れるという情報)など待っていられるものか。今こそチャンスだ。よし、明け方に飛び出そう!」と言い放ち、1927年5月20日5時52分、決して高性能とはいえない愛機「スピリットオブセントルイス号」で飛び立ちました。飛行距離は約5800km、30時間以上の航程の最中、孤独な飛行を続けるリンドバーグに睡魔(すいま)や空腹、寒さが襲います。しかし助けてくれる人は誰もいません。恐怖と不安と戦い続け、意識を失いかけたその時、とうとうパリの灯りが見えてきました。人類初の偉業を聞きつけたパリ市民15万人が空港に駆けつけ、世界中が感動したそうです。

 リンドバーグは、出発の際、数え切れないほどの恐怖や不安があったことでしょう。しかも出発した際には他の挑戦者からは「早まったな。」と後ろ指をさされたことでしょう。しかし、不安材料を言い訳にすることなく、決断し、行動に移しました。この一歩踏み出す決断と行動力が偉業に繋がりました。

 勉強においてもこの「決断」と「行動」が非常に重要ではないかと思います。つい行動しない理由を探し、言い訳にしてしまう―― 誰もが経験のあることだと思いますが、子供たちにはこの一歩を踏み出す人間であってほしいと思います。新学年、一歩踏み出していきましょう!

香貫校 鈴木竜也

2017年4月10日

勉強のドクター〜良い処方箋を〜

  皆さんはNHKで放送されている「ドクターG」という番組をご存知でしょうか?実際の病気の症状を例に、研修医たちが病名を解き明かしていく謎解き番組です。私は大好きでこの番組をよくみています。医師の使命は「病気を治す」ことですが、教師の仕事も似たところがあります。成績を上げたいと思っている生徒、または現状困っている生徒に的確な処方箋(改善策)を出すという意味では教師も医師と同じです。
 現在、香貫校では春の三者面談を実施しています。その面談の中でよくある相談が勉強法の相談です。教科ごとの勉強法、成績別の改善策、生活習慣の改善、集中力の持続法・・・内容は多岐にわたりますが、面談をしていく中で様々な処方箋(改善策)を提示しています。しかし、大勢と話していく中で、だんだんと伝える勉強法に共通するパターンがあるなと気付きました。つまり良い方法は皆にとって良い方法の可能性が高いということです。

 そこで香貫校では、4月初旬に「勉強術道場〜勉強の根本は、できないことをできるようにすること〜」と称して勉強法を伝える授業を実施しています。さっそく生徒たちに準備してもらったアイテムがあります。キッチンタイマー、大きめの付箋、青のボールペン、ノートの4点セットです。伝えた勉強法は全部で5つ。詳しい内容はここでは内緒ですが、できないことをできるようにするという勉強の根本に立ち返って考えた勉強法です。いくつかキーワードだけ紹介すると、「制限時間こそ、人間の集中力を爆発させる!」「人間はやる気があるから行動するのではない、行動を起こすからやる気ができるのだ!」などなど、日ごろの勉強習慣を考え直すきっかけとしても生徒から好評でした。

 春は新しい習慣を身につけるチャンスの時期。正しいやり方で、しかも最短距離で目標にたどり着けるよう、継続して勉強法の指導もしていきます!そして、困っている生徒に良い処方箋を提示する「勉強のドクター」でありたいと思っています。

香貫校 鈴木竜也

2017年3月18日

学年末テスト結果



2017年3月13日

「伝える」という仕事

 今年度から沼津(香貫校・間門校)の教壇に立っております日下と申します。よろしくお願いします。
 さて、沼津にゆかりのある著名人は数多く輩出されていますが、佐藤雅彦さんも間違いなくその一人でしょう。佐藤さんは幼少時代を戸田で過ごされ沼津東高校から東京大学に進学されました。広告会社を経て独立し、現在では教育者であり、一流のクリエーターでもあります。
 佐藤さんが世に出したCMは「ポリンキー」「カローラU」「バザールでござーる」など印象的なものが多く、ゲームでは「I.Q」、TV番組では「ピタゴラスイッチ」「考えるカラス」などの監修をされるなど大活躍をされています。
 数年前に紫綬褒章(しじゅほうしょう)を受賞されたとき、インタビューで「人に何かを伝えるときには、おもしろそうだと思える'たたずまい'のようなものが大切だ」と話されました。雰囲気や表現手法と言うことでしょうか?
 そのたたずまいはどこから生まれるのだろうとずっと考えていましたが、わたしなりの結論は「言葉」や「映像」ではなくこれだけは伝えたいという「情熱」ではないかと思いいたりました。
 日々の授業の中で生徒に何かを伝えようとするとき、しゃべるときのスピード、声の大きさ、身振り手振り、など留意することが多くありますが、まずは「相手に伝えたい!」という気持ちが大切ではないかと思います。まだまだ勉強中ですがその気持ちは忘れないで教室に向かいたいです。

香貫校 日下 英治