2017年9月19日

意地

走る 9月9日、日本の陸上界に、いや世界の陸上界に衝撃が走りました。すでに皆さんご存知の通り、東洋大学の桐生祥秀選手が、日本インカレ100m決勝で、9秒98という日170918本新記録を出しました。
無論、100mで9秒台を出したのは、この桐生選手が初です。

 私も少年時代には陸上(短距離)をやっていましたので、このニュースを目にした瞬間、心が震えました。仕事を終え、帰宅してリビングのTVをつけ、このニュースを見たとき、「マジで!?」とつい大きな声を出してしまい、寝ていた家族を起こしてしまいました(笑)

 一昔前までは、日本人が100mで9秒台を出すことは不可能であるくらいに思われていたことを考えると、今回の記録がどれだけ陸上界に衝撃を与えたことでしょうか。

 ただ、桐生選手は言っていました。
「高校3年で10秒01を出してからは、口にはしなかったが『自分』が最初に9秒台を出したいとずっと思っていた。もしそこで他の人が出してもいいと思ってしまったら、その時点で勝負に負ける」


 この記録そのものに感動したことはもちろんですが、私はここから、桐生選手の「意地」というものを見た気がします。桐生選手は、高3時に10秒01という記録を出してからずっと、9秒台に最も近い日本人アスリートとして注目されながらも、この4年間自己ベストを更新できないままでいました。

 ここ最近は怪我にも苦しみ、今年の世界陸上では100mの日本代表にも入れず、色々な葛藤や焦りと戦っていたことでしょう。そんな彼をずっと根底で支えていたのはやはり「意地」ではないでしょうか。

 私は個人的にこの「意地」という言葉が大好きです。勉強もスポーツも、そして仕事においても「意地」があるからこそ継続できて、結果につながるものだと私は思っています。

 どんなにダメな状況が続いていても「いつか必ず自分はやってみせる」という「意地」がある限り、終わらないのです。生徒にも、そういう「意地」を持って、頑張って欲しいと願っています。

ハイスクール@will韮山校 岩崎裕彦


2017年8月28日

リーダーの姿勢

甲子園 8月も下旬になり、今年の夏も終わりに近づいていますね。
小学生の頃から、夏の高校野球甲子園大会が終わると、「あぁ、もう夏休みが終わってしまう…」と子供心に残念な気持ちになっている自分がいました。

 さて、今年の甲子園大会では、花咲徳栄高校が初優勝をしました。埼玉県勢では初めてのことだったそうですね。いろんな試合がありましたが、私が最も印象に残っているのは、8月19日(土)の第3回戦、仙台育英VS大阪桐蔭の試合です。春夏連覇の夢をかけた大阪桐蔭高校でしたが、仙台育英が劇的な逆転サヨナラ勝ちで準々決勝進出を果たしました。大阪桐蔭リードで迎えた9回表、2アウト、最後のバッターを討ち取ったかに思えた瞬間、一塁手の足がベースについていなかったということで試合は続行。 その後、仙台育英のサヨナラ勝ちになったのです。

 私が印象に残っているのは、その劇的度ではありません。試合後の報道陣による監督インタビューです。敗戦チームのインタビューはテレビでは放映されませんので、後日、新聞でそのインタビュー記事を私は見たのです。報道陣が、「一塁手のベース踏みそこね」についてどう思うか問いかけたとき、監督の返答は・・・
「すべて、監督である私の責任です」
というたった一言でした。

 私は、「これがリーダーの姿勢なんだ」としびれました。リーダーとして自分が関わる人間がやったことはすべて、リーダーの責任であるということなのですよね。
 職業は違いますが、私達教師も、多くの生徒を抱えるリーダーです。生徒の学業成績、入試の合否結果はもちろん「私達が関わる中で生徒たちがやったことはすべて、リーダーである教師の責任である」くらいの覚悟を持って生徒指導、校舎運営に携わっていかなければならないということを、この試合から私は感じました。

ハイスクール@will韮山校 岩崎裕彦


2017年8月12日

東大合宿を終えて

高校部写真去る8月6日〜8日、ハイスクール@will恒例の「東大合宿」がありました。東大合宿とは、東大をはじめとした超難関大学を目指す高1生を対象に毎年この時期に開催している人数限定のビッグイベントで、約150名の志高き@will生が、今回は参戦しました。

私も、英語教師の一人として生徒達を引き連れて行ってまいりました。150名に及ぶ生徒、そして私を含めた引率の教師たちが、東京駅に集合し、そこからJR山手線、地下鉄を乗り継いで、宿泊先のホテルまでたどり着き、開会式のシュプレヒコール。そこから白熱の授業の連続です。

2日目には、全員で「東大見学ツアー」。@willから東大に合格した現役の東大生たちも協力してくれて、東大の各学部棟を回り、学食で昼食をとり、購買でお土産を買い、最後に安田講堂前で記念撮影。そして、ツアーから戻ったら休む暇なく授業の連続。また、合宿内では、クラス替えテストを2回行いました。いろんな地域から集まった生徒達にとって、とても充実した、忘れられない3日間になったことでしょう。私も楽しかったです。

生徒たちには、この合宿を通して上げたモチベーションを、今後の学習につなげていって欲しいと思います。

ハイスクール@will韮山校 岩崎裕彦


2017年5月19日

小さな成功体験を!

高校部写真 私達、ハイスクール@willの教師は、毎日いろんな生徒と面談をしています。生徒との二者面談、保護者の方を交えた三者面談、あるいは保護者の方との二者面談など形態は様々です。
 先日、嬉しいことがありました。私が担当している、ある高校2年生との面談でのことです。
「高2になって、調子はどうだ?」という話から面談が始まりましたが、その後の本人からの第一声が・・・
「先生、聞いてくださいよ。数学の章末テストで上位者番付に名前が載ったんですよ!」
(その高校では、英語と数学のテストのたびに、上位者だけが掲載される番付があります。)
普段から明るい生徒ですが、その時のテンションはさらに明るいものでした。それもそのはず。これまで名前が載ったことは一度もありませんでしたが、今回の番付には、かなりの上位に食い込んでいましたので。
 その子は、高校1年生の途中から@willに入ってきており、それからコツコツと努力を継続してきたので、その成果がこうして今出てきているのだと思います。やはり、「継続は力なり!」です。
 どんなことでも、最初から上手くいくことはあまりありません。それでも、成功するまでとことん継続することが何よりも大切なのだと思います。1日にできる努力は微々たるものなのかもしれませんが、それを毎日続けることが最終的に大きな成果となって現れるのだと思います。

ハイスクール@will韮山校 岩崎裕彦


2017年3月30日

祝、卒業!

高校部写真 2017年3月、今年度もたくさんの生徒が、ハイスクール@willの校舎を巣立っていきました。第一志望の合格を見事つかんだ生徒、惜しくも悔し涙をのんだ生徒、進路は様々です。
ただ、この3年間の受験勉強で彼らが学び取ったものは、単なる学問的な知識や技術だけではないと思います。
 ひとつの志を「叶える」ということがどんなに難しいことか、どんなに苦しいことか・・・身にしみて感じたのではないでしょうか。でも、それが、大学受験を通して学べる多くのことのひとつだと私達は思います。苦しみの無いところに成長はありません。ましてや成功や栄光などありません。楽をしたいと思うのが人間の常でしょう。しかし、人は、苦労をした分だけ大きくなり、強くなり、優しくなり、幸せになるものだと思います。だから、これからの人生でも、たくさん悩んで、苦労をして欲しいと思います。自分が思い描いている夢を実現させることは簡単ではありません。それでも、何があっても、絶対にあきらめないで欲しいのです。妥協をしないで欲しいのです。その過程の中で、失敗や後悔はつきものですが、何度でも立ち上がって欲しいものです。それが「生きる」ということだと私達は考えます。
 「困難な道と楽な道があったら、あえて困難な道を選べ」

ハイスクール@will教師一同


2017年3月9日

その「誰か」に・・・

高校部写真 その「誰か」に・・・ さあ、もうすぐ新学年の幕開けです。新たな目標を掲げて突き進んでいきましょう。 さて、皆さんには尊敬する人やあこがれの人はいますか?もちろんいますよね。僕にもいます。そのうちの一人が、プロサッカー選手、キング・カズこと三浦知良氏(横浜FC所属)です。誰もが認めるサッカー界のレジェンドですよね。だからと言って僕は、サッカー少年だったわけではありません。サッカーに詳しいわけでもありません。三浦氏の生き様が好きなんです。どんな状況でも決して折れない強さを持ち、常に限界を突破しようとするその生き様が。
 2月26日に、カズは50歳の誕生日を迎えました。現役最年長プロサッカー選手であり、Jリーグ発足当初からプレーを続ける唯一の現役選手ということで、世界中でニュースになったほどでした。50歳を迎え今なお現役にこだわるカズがカメラの前で語ったのが、
「60歳までやりたい」
という言葉でした。60歳の現役プロサッカー選手。もちろん誰も成しえていない領域です。絶対に成し遂げて欲しいです。  多くのプロスポーツの世界では、30歳過ぎたら「もう限界」とよく言われます。しかし、カズの中ではそのような通念はなかったのですね。限界とは、世間一般で「限界ではないか」と言われているものに過ぎず、それが「本当の限界」かどうかは自分が決めることなんだと私は改めて学びました。
どんな世界にも「限界と言われているもの」はあると思います。しかし、それぞれの世界でまだ誰も成し遂げていないから、そこが限界と言われているだけで、誰かがそのラインを超えれば、また新しい世界が開けるのです。それならば・・・なりたいと思いますよね。その「誰か」に。私もそんな生き方をしていきたいと思います。
高校生諸君!「自分には〜〜なんて無理だ」と思ったことはありませんか?その限界を決めているのは誰ですか?あなた自身です。そんなものはぶっ壊してやりましょう。すべては自分の心が決めることですから。

ハイスクール@will韮山校 岩崎裕彦